山形の芋煮会のあとは、大正ロマン溢れるノスタルジックな街並みで有名な「銀山温泉」の旅館に泊まってきた。銀山温泉は名前が示すように昔は銀の鉱山で、室町時代に開かれ、最盛期には人口30万人に迫るほど栄えた。江戸時代初期 1614 年に温泉が発掘された。間もなく銀の産出量が減り銀鉱山は閉山したが、温泉は湯治場として賑わった。ところが大正時代になって大洪水で温泉街は壊滅した。それでも大正時代の終わり頃から再び旅館が建てられはじめた。その意味では正真正銘の大正ロマン溢れる温泉街になっていった。そしてNHKの朝ドラ「おしん」で全国的に知れ渡り、さらにアメリカ人女性が女将を務める「青い目の女将の旅館」も登場して話題になり、現在の地位を築いていった。
この温泉に一緒に行った友人たちは大感激していた。
