感染症は昔も今も

昨今の新型コロナウイルス感染の状況を見ていたらアドリア海に面したクロアチアの最南端のドブログニクを思い出した。この街は15世紀に貿易都市として栄えた都市国家で、とにかく美しいので「アドリア海の真珠」とも呼ばれ、あまりの美しさに「ドブロブエクを見ずして天国を語ることなかれ」という名言まで生まれた。ドブログニクは城壁に囲まれた都市で、城壁の外には検疫所がある。写真は当時にも使われていたその検疫所で、今も昔も外国から運ばれてくるのは貿易品だけではなく疫病が最も怖い。これを防衛するためにここにやって来た船乗り全員をこの検疫所に40日間隔離したという。40日もあればほとんどの伝染病の潜伏期間はカバーできるからで、新型コロナウイルスが当時あったとしても大丈夫だったのだろう。それにしても15世紀というと日本は室町時代、応仁の乱の頃だ。

2020年04月27日