DMVに乗ってきた

徳島に行ってDMV(Dual Mode Vehicle)に乗ってきた。DMVとは線路と道路の両方を走ることができる世界初の乗り物で、昨年から徳島県の阿佐海岸鉄道で運行を開始した。DMVは過疎鉄道の救済のためにJR北海道が基本システムを開発したが、経営難から実用化を断念した。それを徳島県が受け継ぎ、関係自治体と事業費16億円を投じて実用化した。阿佐海岸鉄道は鉄道復活の切り札としてDMVを導入し、話題性もあって注目を浴びている。写真は阿波海南駅で撮ったもので、一見する限り普通のボンネットバスだが、前輪のみ鉄の車輪を下げて鉄道モードで線路を走ってきたもの、これからバスモードにチェンジする。その切り替わり時間は30秒位、DMVはバスがベースの車体なのでバスモードの時は通常のバスのように見えるが、鉄道モードになると前輪のみ鉄の車輪が出て、後輪はゴムタイヤのまま線路を蹴って駆動する。従って鉄道モードでは、やや前部が高い姿勢で線路を進んでいく。

2022年12月03日