出羽三山神社の宿坊に泊まる

旅友たちと、修験道の聖地、出羽三山のひとつ羽黒山にある出羽三山神社の宿坊「斎館」に泊まってきた。ここはもともと華蔵院という寺で、元禄時代に作られたというから300年以上経っている。昔は神仏習合だったが、明治の神仏分離の際に神社の一部として残った。山伏が泊まった宿坊として今も残る唯一の建物と言われている。築300年以上の玄関から建物に入り、私たちの泊まる部屋に通される。部屋は広い。それもとんでもなく広い。畳の間が3部屋あって、畳の数を数えると24畳と16畳と16畳で、3部屋が襖で仕切られている。つまり合計56畳もある。ここに7人で泊まるのだから1人当たり8畳ということになる。畳は江戸間ではなく本間サイズなので余計広く感じる。部屋の周りには畳敷きの広い廊下が2方向にあるから解放感抜群で、もはやこれ以上言いようがない。

2023年08月20日